特徴

・肘折こけしは、山形県最上郡大蔵村肘折温泉に伝承する郷土人形です。
・形態は鳴子系に似て胴太く、肩は角張っています。
・描彩は遠刈田系で、胴部に黄(色)、頭部に赤の放射線が入っているのが特徴です。
・胴の花模様は、重ね菊、なでしこなど雑草からヒントを得た絵柄です。
・性格は強烈かつ濃厚、個性豊かで異色ある系統のこけしになっています。
・大きいこけしの中には小豆が入っているのもあり、カラカラなる音が子供たちを喜ばせてきました。

由来

・肘折こけし工人の始祖は柿崎伝蔵(1825〜94)です。柿崎は鳴子で木地業(はじめはお椀や皿などの食器類を作ったりしていた)を学び、肘折に帰ってきて、木地初代と なりました。それが肘折こけしの始まりです。その後、伝蔵の弟子井上藤五郎が遠刈田(宮城県)で木地業を学び、肘折に帰ってきました。そういった背景から、肘折のこけしは鳴子系と遠刈田系の影響を強く受けたものとなっています。

工程

 

1.使用材料


2.伐採・乾燥

Q どうして皮を剥ぐのか?   
         ↓       
A 皮つきは乾燥が遅く、木肌に黒いシミが残るからです。                

3.木取り


 
 
 
 


4.ろくろびき

 ここでは高さ約30cmのこけしをつくるため、胴抜きや頭抜きをします。
 
木型をろくろにはめます
その上に木取りで得た材料をかぶせます
最初に外を削り形を作り、そのあと、
かんな棒やキリを使って中を彫ります
あなの部分にふたをします
かんな棒で切削し、そのあと
サンドペーパーで仕上げます
最後に、頭部と胴部を接合させる首のあなを
きりであけて完成です
胴部も頭部と同じように製作します
首はここでつくられます
バンカキなどで荒削りしたあと、サンド
ペーパーで仕上げます

5.描彩


 
 
 
 
 
 


6.首入れ


7.ろびき


8.完成

肘折こけし